振興基金/建設労働者緊急育成支援事業/16年度も目標クリア、就職者は754人に

 ◇就職者数2カ年で1140人に
 建設業振興基金(内田俊一理事長)が厚生労働省から受託した建設労働者緊急育成支援事業の16年度実績がまとまった。同事業は無料の技能訓練と各種資格の取得、就職支援をセットにしており、技能訓練の受講者数、修了者数、就職者数とも目標をクリアした。16年度の就職者数は754人で、初年度の15年度分からの累計は1140人に達した。
 振興基金は16年度、中央拠点を1カ所、各地方の建設業協会などと連携した地方拠点を20カ所設置。それぞれの特色を生かして全国で104コース(定員1300人)を設け、未就業者向けの技能訓練と修了者への就職支援を行った。
 16年度は技能訓練を1031人(目標1000人程度)が受講し、うち95・8%に当たる988人が修了。その76・3%に当たる754人が訓練修了から3カ月以内に就職した。目標では修了者数を受講者数の60%以上、就職者数を修了者数の70%以上としており、2年連続で目標をクリアした。
 16年度の女性の受講者数は68人。うち92・6%の63人が修了、79・4%の50人が就職した。
 主な職種別の就職者数は、土木作業員が212人で最多となり、型枠・とび・鉄筋工が122人、大工・左官・配管工が119人、重機オペレーターが98人、建築工事監督が49人、フォークリフト運転作業員が21人、電気工事作業員が5人と続いた。その他の職業への就職も128人いた。
 15、16年度の2カ年の累計では、受講者数1587人、修了者数1527人、就職者数1140人となった。
 受講者がどのような経緯で訓練を受講したかを調べたところ、ハローワークが3割、ホームページなどの広報媒体が5割、学校での募集などが2割だった。同事業用に振興基金が隔月で発刊している無料雑誌「建設業WelCOME!」からの応募も一定数あった。拠点によっては、地元の婦人会など女性のネットワークを駆使して未就業者に声を掛けて参加を促しているという。
 本年度はすべての地域ブロックに拠点を設け、全国24カ所で事業を実施。女性限定コース(重機オペレーター)など女性が参加しやすい訓練も設ける。

(日刊建設工業新聞様より引用)