新年度スタート-建設各社で入社式/困難乗り越え成長を、一緒に働き方改革

 新年度が始動した2日、建設業界各社で入社式が開かれ、多くの新入社員を迎えた。20年に開催を控えた東京五輪の関連工事など、事業量の増加を背景に積極的に新卒者を採用。各社のトップは次代を担う新入社員への期待を表明した上で、困難を乗り越え粘り強く仕事に打ち込む大切さやコミュニケーションの重要性、働き方改革への積極的な参加などを呼び掛けた。=4、5面に各社長のあいさつ一覧
 本年度から新中期経営計画が始動した鹿島の押味至一社長は「20年までの3年間、当社グループの強みを発揮できる有望分野に種をまき、成長の芽を育てていく」と強調した。大成建設の村田誉之社長は「『地図に残る仕事』を自らの手で進めていくことになる。仕事は苦難への挑戦の連続だが、それを乗り越えた先には達成感や感動が待っている」とメッセージを贈った。
 清水建設の井上和幸社長は「夢と希望の実現に向けた努力や挑戦が清水建設の発展の原動力。高い志を持ってもらいたい」と述べ、3月1日に大林組の新社長に就任した蓮輪賢治社長は「心身共に健康な生活を心掛けることをベースに、『誠実な仕事をする』と同時に、『先を読んで計画し実行すること』を日常的に実践してほしい」と話した。
 新年度に入り、多くの新社長が誕生した。西松建設の高瀬伸利新社長は「責任と義務を自覚して行動し、常に『自己研さん』に励んでもらいたい」と激励。熊谷組の櫻野泰則新社長は「常に己の成長を目指し、社内で存在感ある社員になってもらいたい」と述べた。安藤ハザマの福富正人新社長は「自ら発信して積極的にコミュニケーションを取ることや、コスト感覚の重要性などに注力してほしい」と強調した。
 ほかにも、青木あすなろ建設の辻井靖社長、不動テトラの奥田眞也社長や松村組の岩本恭治社長、ダイダンの藤澤一郎社長、富士古河E&Cの日下高社長らも新入社員を前に社会人としての心得などを話した。
 今春多くのトップが口にしたのは「企業の社会的責任」への取り組みだ。竹中工務店の宮下正裕社長は「高い倫理観を養い社会人として、すべての面で責任ある行動を取るよう徹底していただきたい」と話した。

(日刊建設工業新聞様より引用)