日左連青年部/野丁場左官の単価アンケート実施へ/町場に続き、単価設定の参考に

 日本左官業組合連合会(日左連)の青年部(中屋敷剛本部長)は、部会メンバーが現場作業の単価の相場を把握できるよう「単価アンケート」を行っている。一戸建て住宅などを主に手掛ける「町場」左官を対象にしたアンケートは昨年度に続き2回目を実施。本年度は新たにビルやマンションを手掛ける「野丁場」左官の単価も調査する予定だ。
 単価アンケートは、青年部の戦略室(原田宗亮室長)の取り組みとして実施している。メンバーに「自分がどんな単価で仕事をしているかを知り、行動のヒントにしてもらいたい」(原田室長)という思いで取り組んでいる。収集した単価を地域に分けて集計、データを提供している。
 昨年開かれた岐阜県での青年部総会で1回目の単価アンケートを報告。6月22日に札幌市で開いた総会で2回目の結果も報告した。「全体的にみると単価は上がっていない」(戦略室)状況という。メンバーに提供する17項目の単価を示したエクセルシートに自社の単価を入力すると、地域ごとの単価の結果と見比べることができる。
 現在80万戸程度で推移する新設住宅着工は10年後、50万戸程度に縮小するともいわれる。事業を維持していく上で自らの単価を知ることは重要な要素となり、今後の単価設定に向けた行動のきっかけにもなる。戦略室は、左官の未来を形作る礎にしていきたいとの思いでアンケートを始めた。
 町場に続き本年度は野丁場左官の単価アンケートも実施する予定。札幌市での総会の際、戦略室の担当者は「(個社の)情報は外に漏らさないよう約束して管理する」として、参加者にデータ提出を呼び掛けた。

(日刊建設工業新聞様より引用)