日建連・山内隆司会長/工程管理しっかりと/電設協要請受け、技能者賃金の動向も注視

 日本建設業連合会(日建連)の首脳は23日、理事会後に記者会見し、山内隆司会長は、長時間労働の是正に関する要請を日本電設工業協会(電設協、山口学会長)から同日受けたことについて、「しっかりした工程管理を行うことに異存はない」と述べ、現場の働き方改革をめぐる取り組みを共に強化する考えを改めて示した。
 日建連は電設協からの要請を理事会社に周知し、対応を求めた。会見で山内会長は「(工程の遅れは)ゼネコンにとってもコストが生じ、協力会社にも迷惑が掛かることになる」と述べ、連携して対応することの重要性を強調した。
 技能労働者の年間賃金が前年度に比べて低下したとの調査結果があることについて、山内会長は工種ごとに需給ギャップが出ている状況を指摘した上で、「大型工事が本格化していく。労務、資材が右肩上がりになる傾向は否定できない」と述べ、動向を注視する意向を示した。東京都が低入札価格調査制度の適用拡大をはじめ新しい入札制度の試行を始めることには、「弊害が起きない運用をお願いしたい」と述べた。
 先に終了した本年度の公共発注機関との意見交換会について、宮本洋一副会長土木本部長は「(受発注者)双方から具体的な提案ができた」と振り返り、週休2日モデル工事の検証をはじめ「国交省とのフォローアップで実務的な検討を進めていきたい」と今後の取り組みに意欲を見せた。
 7月から女子小中学生と保護者を対象に行う「けんせつ小町活躍現場見学会」について、押味至一副会長建築本部長は「一生懸命に魅力を伝え、宣伝していただきたい」と現場にエールを送った。

(日刊建設工業新聞様より引用)