日建連/キャリアアップシステム構築費に5億円拠出へ/会費に応じ各社に負担金

 日本建設業連合会(日建連、中村満義会長)は22日、東京都内で支部長会議・理事会を開き、来秋の運用開始が予定される「建設キャリアアップシステム」の構築に向け、5億円を拠出する方針を会員企業の代表に報告した。17年2月の理事会で負担金の請求について審議。承認されれば納付を求め、16年度中に拠出する。負担金は会費に応じて求める方向という。
 負担金の請求に当たっては、資金の性格や負担割合などを明らかにする「費用負担方針案」を1月中に策定し意見を聴取する。各社の負担金額は20万円台~2000万円台と幅が出る見通し。負担金はシステムの運営主体の建設業振興基金に出す。理事会では、5億円の方向で同方針案を策定することについて会長一任を取り付けた。支部長会議では各支部に、技能者情報の受け付け窓口となる公算が大きいことも伝えた。
 支部長会議の冒頭あいさつで中村会長は、「担い手の確保・育成と生産性の向上に最重要課題として取り組んだ」と今年を振り返り、「システム構築へ業界が一丸となった動きがさらに力強くなったのも皆さんの活動のたまもの」と述べた。各支部の災害時の対応にも謝意を示した。
 支部報告で、東北は技術者のレベル確保、関東は職種によって技能者の不足感にばらつきがあることから、平準化や多能工化によって労務費を安定させることを課題に挙げた。

(日刊建設工業新聞様より引用)