日建連/キャリアアップシステム説明会スタート/技能者登録の代行申請働き掛け要請

 日本建設業連合会(日建連、山内隆司会長)は2日、技能労働者の資格や就業履歴を統一ルールで蓄積・管理する「建設キャリアアップシステム」の登録手続きなどに関する会員向けの説明会を開始した。4月からの事業者登録に対応しつつ、技能労働者の登録を進めるための代行申請を、協力会社に働き掛けるよう求めた。週休2日の定着に向けた取り組みも併せて周知した。
 東京・八丁堀の鉄鋼会館で「建設キャリアアップシステム、週休2日実現行動計画に関する説明会」を開いた。10月の稼働を控えるシステムの普及と、21年度末の週休2日定着をうたった同計画の周知が狙い。説明会は支部のある全国9カ所で開く予定で、この日が初開催となった。
 システムについては、普及に向けた日建連の「ロードマップ」を菱田一日建連常務執行役、システムを生かした産業政策の方向性を矢吹周平国土交通省土地・建設産業局建設市場整備課労働資材対策室長、登録手続きなどはシステムを運用する建設業振興基金の田尻直人建設キャリアアップシステム運営準備室統括研究部長が説明した。
 日建連は、22年度中に会員企業の現場登録率100%を達成し、未登録技能労働者の入場を認めない環境整備を目指している。菱田氏は、技能労働者に代わって所属元の事業者(協力会社など)がシステムへの登録手続きを行う代行申請と現場登録の推進を求めた。矢吹氏は担い手の確保・育成に向け、システムを生かした技能労働者や専門工事業者の評価制度の構築に意欲を見せた。
 田尻部長は、登録手続きの「手引き(案)」を配布し、要旨を説明した。質疑で田尻部長は、システムで把握できた真正性の高い情報を既存の労務関連システムに提供することに、前向きな意向を表明した。現場に設置される機器を紹介する措置を講じる考えも示した。
 週休2日の実現行動計画を説明した竹島克朗日建連常務理事は、「技能労働者のための土日閉所がポイント。(職員の)時間外労働も減る」と述べ、閉所を把握する仕組みの整備を要請した。

(日刊建設工業新聞様より引用)