日建連/18年度事業計画/2大事業に週休2日実現とキャリアアップシステム普及

 日本建設業連合会(日建連、山内隆司会長)は28日の理事会で、18年度事業計画を決定した。「働き方改革」と「生産性革命」を強力に推進すると明記した上で、週休2日の実現と建設キャリアアップシステムの普及を2大事業に位置付けた。政府、関係団体と連携しながら対応する。新規事業に、鉄道工事の週休2日導入・長時間労働是正の検討、60回を迎えるBCS賞の記念企画の検討などを盛り込んだ。
 活動の重点事項は、▽建設技能者の処遇改善▽働き方改革▽生産性の向上▽建設市場の合理化▽建設事業の的確かつ円滑な推進▽インフラ輸出戦略への貢献▽建設業の社会的責任としての活動▽建設企業の健全な発展▽建設業への理解促進▽東京五輪に向けた建設業の役割。処遇改善を最初に掲げ、他産業に負けない賃金水準の確保をはじめ世代交代につながる環境整備を促す姿勢を見せた。
 新規事業のうち、働き方改革では、作業時間に制約のある鉄道工事で週休2日を進めたり、長時間労働を減らしたりするための改善策を検討する。時間外労働の自主規制のフォローアップ方法の検討、現場勤務の職員の働き方改革とテレワーク・在宅勤務に関する調査も行う。安全対策として、一人親方の労災保険加入を促進する活動、トンネル建設工事のじん肺対策協議会の運営、アーク溶接など粉じん障害防止対策の推進に取り組む。建設キャリアアップシステムは10月の稼働を控えており、事業者、建設技能者、現場の登録を意欲的に進める。
 生産性向上では、発注者と社会一般の理解促進を目的とした優良事例集を発行する。i-Construction推進コンソーシアムには引き続き協力する。入札・契約制度については、施工計画書の提出時期を柔軟にする措置のフォローアップを行う。18年度の検討事項には、▽山岳トンネルの肌落ち対策の積算に関する課題▽ICT(情報通信技術)活用工事の要領基準類、積算基準-などを挙げた。
 建築工事標準仕様書(JASS6)改定への対応、建築の鉄筋コンクリートQ&Aの作成、サブコンの社員研修用教材の作成、「ビルディング・インフォメーション・モデリング(BIM)ライブラリー」として、データ作成に用いる仕様の検討も進める。

(日刊建設工業新聞様より引用)