日本型枠/法定福利費別枠表示のウェブ版見積書作成システム開発/4月から公開

 日本型枠工事業協会(日本型枠、三野輪賢二会長)は、法定福利費を別枠表示した標準見積書を作成できるウェブシステムを開発した。4月から会員以外の型枠業者を含めて有償で公開する。社会保険への加入原資となる法定福利費を正確に計算し迅速に見積書を作成。元請に提出できるようにすることで、適切な契約を結ぶ環境づくりに役立てる。
 日本型枠は、15年に開発した初代システムをCD-ROMに収録し、有償配布する形で普及に取り組んできた。ただ、表計算ソフトのエクセルをベースにしていたこともあり、機能の制約で作動が不安定だったり、保険料率の改正などをタイムリーに反映させたりするのが難しかった。
 CD-ROM版の課題を解決するため、インターネットでアプリケーションが利用できるウェブシステムの開発をプラムザ(東京都港区)に依頼し、1年掛かりで実用化にこぎ着けた。
 標準見積書をインターネット経由で管理することでセキュリティーが向上。ファイル共有システムも搭載し、自社の工事担当者間で見積もり書類や原価計算資料が共有できる。社会保険料の改定は日本型枠の事務局が迅速に対応するため、法定福利費の算出にも最新料率をタイムリーに反映することも可能となる。労務費の合計額に保険料率を掛け、法定福利費を計算する国土交通省の「標準見積書作成手順(簡易版)方式」を採用している。
 ネットに接続できればどこでも利用可能。スマートフォンやタブレット端末を使い移動中でも見積書が作成できる。会員以外の型枠業者でシステムの利用を希望する場合、事務局に直接申し込む。年間利用料は4800円。会員は割引価格を適用する。

(日刊建設工業新聞様より引用)