日本女子大学/目白キャンパス再整備が始動/10月5日に新図書館棟起工

 日本女子大学(東京都文京区、蟻川芳子理事長代行)が、創立120周年を迎える2021年度に向けて計画する「目白キャンパス」(東京都文京区目白台2の8の1)の再整備事業がいよいよ動きだす。キャンパス内の図書館や体育館を建て替えるほか、新たな教育・研究室棟や福利厚生施設棟を整備する計画。初弾の新図書館棟の起工式を5日に開く。
 新図書館棟の設計は妹島和世建築設計事務所・清水建設JV、施工は清水建設が担当。19年1月の完成を目指す。
 同大の拠点は目白キャンパスと西生田キャンパス(川崎市多摩区西生田1の1の1)の二つに分かれている。同大は再整備事業を通じて、大学の全4学部と大学院の全5研究科を目白キャンパスに統合し、総合力を生かした教育・研究を展開する方針だ。
 新図書館棟は同大の付属幼稚園がある目白通り南側の敷地(目白台1の18の4、敷地面積3378平方メートル)に建設する。建物の規模はS・RC造地下1階地上4階建て延べ6836平方メートル。敷地の高低差を利用し、複数階からのアクセスを可能にするほか、建物北側の外壁にはガラスを多用する。19年2~3月の移転作業を経て、同4月の供用開始を目指す。
 新図書館棟の完成後に既存の図書館と隣接する第2体育館を解体し、その跡地に教育・研究棟を新設する。工期は19年9月~21年1月を予定している。
 第2体育館を取り壊す前に、既存の第1体育館がある不忍通り北側の敷地に新体育棟を整備する。工期は18年2~10月を想定している。
 目白キャンパスを使用する学生や職員などの増加に対応するため、食堂などの福利厚生機能を担う施設も新設する方針だが、規模やスケジュールは決まっていない。
 目白キャンパスの敷地は北側を不忍通り、南側を目白通りがそれぞれ横断するため、敷地が三つに分断されている。同大の担当者によると、敷地全体の一体感を創出するため、新設する施設群の外観デザインに統一性を持たせることなどを検討しているという。
 同大が14年11月に発表した再整備事業のグランドデザインでは、コンセプトに「目白の森のキャンパス」を掲げ、緑豊かな環境を生かすほか、キャンパスの随所に自主学習の場「ラーニングコモンズ」を設け、教室の中だけでない学習環境を構築することなどを盛り込んだ。デザインの策定業務は妹島建築設計事務所が担当している。同事務所を主宰する妹島和世氏は同大の卒業生だ。
 同大は今年3月、事業の具体化に向け「目白キャンパス将来構想工事の実施設計業務及び監理業務の委託契約」を妹島建築設計事務所・清水建設JVと締結している。施工者は案件ごとに選定する。

(日刊建設工業新聞様より引用)