日本工営グループの英BDP社/英国議会移転先改修設計受託/歴史的建造物に最新機能

 日本工営グループの英国建築設計大手BDP(マンチェスター)は、英国議会が入るウエストミンスター宮殿(ロンドン)の大改修で国会議事堂機能の一時移転先となる歴史的建造物の改修設計業務を下院から受託した。業務名称は「The Northern Estate Programme」で、下院が実施したコンペでBDPが最高評価を獲得した。既に詳細プランの策定に着手。業務完了時期は2020年初めを予定している。
 英国議会は、2022年からのウエストミンスター宮殿の大改修に先立ち、国会議事堂の機能を宮殿北側に近接するNorthern Estate内にある複数の歴史的建造物に一時移転させる。
 BDPが受託した業務は、建築・構造設計、移設・移転計画策定、文化遺産保護と保全計画の設計など。最新技術を導入し、執務スペースと設備機器の改善、会議場・設備の刷新、建物内のアクセスと動線の改善を進める。議員や研究者などの要請に応えるため、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)をはじめとする最先端技術を活用し、現代的なオフィス環境を整える一方、複数の歴史的建造物(5~6階建て)の保全に配慮した改修(総延べ床面積約1万5300平方メートル分)を行う。
 日本工営は、国内外で土木から建築・都市開発分野まで一貫して手掛ける総合建設コンサルタントとしての企画提案力・競争力を高めるため、歴史的建造物や鉄道駅舎の改修や景観設計、教育施設や医療施設の計画・設計に定評があるBDPを16年4月に買収した。

(日刊建設工業新聞様より引用)