日本工営/エジプト・カイロ地下鉄コンサル業務受託/契約額は約100億円

 日本工営は20日、エジプト・カイロで「地下鉄4号線第1期整備事業」のコンサルティング業務を受注したと発表した。カイロ中心部からピラミッド地区を結ぶ地下鉄(約19キロ)を建設する計画で、同社はグループ会社の日本シビックコンサルタントと、オリエンタルコンサルタンツグローバル、現地企業2社との5社JVで業務を受託した。JV全体の契約額は141億円で、うち約100億円が同社グループ分となる。契約期間は9年。9日に発注者のエジプト運輸省トンネル公団と契約した。
 事業は、慢性化している交通渋滞の解消策としてトンネル公団が計画。地下に水道管や電線網が複雑に埋設され、遺跡もあるため、日本の政府開発援助(ODA)による技術活用条件(STEP)の適用が決まった。
 同社らは入札支援・補助・契約(案)の作成や施工監理、運営・維持管理の監督・支援を行う。入札支援・補助・契約(案)の作成に1年、施工監理に6年、運営・維持管理の監督・支援に2年を予定している。
 事業では日本の鉄道技術を活用し、カイロ中心部~ピラミッド地区の約19キロに路線と17駅を整備する。400メートルに及ぶナイル川を横断する全線地下路線で、その大部分がピラミッド通りと呼ばれる1日当たりの交通量約8万台の幹線道路下に建設される。このため、日本の先進技術である地表面沈下を最小限に抑える機構を装備し、掘削しながらセグメントを組み立てるシールドマシンを導入する。

(日刊建設工業新聞様より引用)