日比谷総合設備/3Dスキャナーの活用加速/グループ含め実績100件以上に

 日比谷総合設備が、現場での3次元(3D)スキャナーの活用に力を入れている。正確かつ迅速に空間の計測が行える3Dスキャナーのメリットに着目し、同社は11年から活用。14年からはグループ会社のニッケイでも使用を始めており、これまで日比谷総合設備グループ全体で百数十件の実績があるという。
 同社は、建物のライフサイクル全般を通じてエネルギー、コスト、建物機能、BCP(事業継続計画)の四つの観点から付加価値の高い提案を行う「ライフサイクル(LC)トータルソリューション」を展開。設備などの現状を詳細に把握することが求められることから3Dスキャナーを導入した。
 現在2台の3Dスキャナーを保有。支店で活用する場合は、スキャナー本体を送付し、支店の技術者が各自に計測できるようになるなど、迅速な対応が可能となったという。
 3Dスキャナーの導入は女性の働き方にも変化をもたらした。本体のコンパクト化や軽量三脚など、機材の取り扱いがしやすくなったことで、女性でも現場調査が短時間でできるようになった。実際に女性社員が計測や解析、CADモデル化までトータルに対応することができたという。
 最近では、建物の目的を新たにして生まれ変わらせる「コンバージョン」でも3Dスキャナーの活用が進んでいる。物流倉庫をデータセンターとして再利用した案件では、設備だけでなく、建物自体の形状計測に3Dスキャナーを使用。採取したデータをデータセンター用の空調設備工事に活用するなどの取り組みも進めているという。

(日刊建設工業新聞様より引用)