日立建機/アジア新興国で中古建機保証付き販売手へ/新製品に頼らず収益確保

 日立建機は、アジアを中心とする海外で、メーカー保証を付けた中古建機の販売事業に乗りだす。より安価な建設機械を求める需要が大きい東南アジア各国やインドなどの新興国で、現地の販売代理店を通じて中古製品を販売する体制を整え、新車販売に頼らず収益を上げられるようにする。19年度までの3年間を計画期間とする中期経営計画期間内に新興国で中古建機ビジネスを立ち上げ、軌道に乗せる。
 同社は既に日本と中国で、整備を施してメーカー保証も付けた「認定中古車」の販売を行っている。中国では内陸部などで建機需要が伸びてはいるものの、年々需要は減少している。このため中古機種の販売を両国以外のアジア圏に広げることで、収益基盤の確立を図る。
 国内で中古の油圧ショベルなどを販売する場合、メーカー保証を付ける場合と付けない場合があるが、法規制や商習慣、文化が日本とは異なる新興国で安定的に中古建機事業を展開するため、メーカー保証を付けて中古品を売る。
 同社は「新興国で中古建機を販売する場合、販売代理店への研修・教育を徹底する必要がある」(広報担当者)と強調する。同社は新興国で事業を始めるに当たり、綿密に下調べを行っている。
 4月に就任した平野耕太郎社長は就任時のインタビューで「中古車の販売やレンタル、アフターサービスに力を入れる」との方針を明言していた。
 同社は、建機の稼働状況を遠隔管理する「ConSite(コンサイト)」に、センサー技術やビッグデータ解析技術、人工知能(AI)などを取り入れ、最適な運用を顧客に提案するソリューションビジネスを確立する計画だ。それらの技術を新興国での中古建機販売にも活用。販売後の製品保証やアフターケアを、よりきめ細かく確実に行えるようにする。

(日刊建設工業新聞様より引用)