日赤/名古屋第二病院増築(名古屋市昭和区)/用途地域見直し、市が都市計画提案受理

 名古屋市は、名古屋第二赤十字病院(名古屋市昭和区妙見町)を中心とした「妙見町地区」の都市計画素案を受理した。提案者は日本赤十字社。同病院の増改築に備え、用途地域や高度地区の見直し、地区計画の決定などを提案している。提出日は11月2日。
 対象地域は、同病院を中心とした約4・3ヘクタール。提案によると、病院機能の強化に向けた増改築に備え、一部で用途地域を見直し、容積率を引き上げるとともに、高度地区を現状の10メートルから絶対高さ45メートルに変更する。併せて、準防火地域の指定、風致地区の指定解除も行う。
 一方、用途地域と高度地区の変更が周辺環境に悪影響を及ぼさないように、地区計画を決定し、建築物等に制限を加える。
 用途地域と高度地区を変更するのは、病院南側の敷地約0・7ヘクタール。第1種低層住宅専用地域を近隣商業地域に見直し、建ぺい率を30%から80%に、容積率を100%から300%に高める。高度地区は10メートルから絶対高さ45メートルにする。
 これにより、同病院の増改築や区域内の高度利用が可能となる。将来は、余剰地を活用して駐車台数を増加させ、周辺の交通環境改善にも貢献する。
 同病院は、高度先端医療や救命救急病院、災害拠点病院としての機能を担う市内有数の総合病院。建物は第1~第5病棟、中央診療棟などがあり、総延べ7万6271平方メートル。病床数は812床。高度化する医療設備の導入、手術室の不足、災害対策本部や備蓄食糧などのスペース不足などが課題となっており、今回の都市計画提案に至った。
 市は今後、都市計画決定に向けて市案を作成、市民から意見を聞いた上で市都市計画審議会に提案する。

(日刊建設工業新聞様より引用)