東京メトロ/ホームドア設置、銀座線など3線で前倒し/優先駅選定し19年度完了へ

 東京メトロは旅客の安全対策強化の一環で、銀座線・東西線・半蔵門線へのホームドアの設置を前倒しする。従来の設置計画を障害者の利用状況やホームの運用状況などを考慮して見直し、東西線は6駅、半蔵門線は7駅を優先駅に選定。19年度末の設置完了を目指す。銀座線については、計画を4カ月前倒して、18年度上期までに大規模改良工事が進む渋谷駅と新橋駅渋谷方面ホームを除いて全駅ホームに設置する。
 全駅舎の大規模リニューアル事業が進む銀座線では、関連工事を考慮して浅草駅から渋谷駅方向に順次設置する計画だったが、障害者の各駅の利用状況を踏まえて青山一丁目駅と外苑前駅を17年12月まで、赤坂見附駅を18年2月までに設置する。当初計画から9カ月、10カ月、5カ月それぞれ前倒しで作業を進める。
 浅草~神田間の各駅についてはリニューアル工事に合わせて17年6~11月に順次設置する計画。上野駅渋谷方面ホームには、同社初の透過型ハーフハイトタイプのホームドアを設置し、3月に運用を開始している。
 東西線では、大開口タイプのホームドアの実証実験を実施中の九段下駅で先行着手し、17年度下期の設置完了を予定。優先駅は同駅のほか、18年度の設置完了予定の高田馬場、飯田橋の2駅、19年度の設置完了を目指す早稲田、神楽坂、竹橋の3駅を選定した。
 半蔵門線では、4月にベビーカーの引きずり事故が発生した九段下駅への設置を17年度下期中に完了予定。続いて、青山一丁目、表参道、渋谷の3駅を18年度、永田町、半蔵門、押上(スカイツリー前)の3駅を19年度までにそれぞれ設置完了を目指す。
 ホームドア設置の工程前倒しに当たり、東京メトロは8月に発生した銀座線青山一丁目駅で発生した転落事故を受け、計画の見直しを進めていた。

(日刊建設工業新聞様より引用)