東京・世田谷区/本庁舎建替基本設計/佐藤総合計画に

 東京・世田谷区は27日、「世田谷区本庁舎等整備基本設計業務」の委託先を決める公募型プロポーザルで、最優秀者に佐藤総合計画を選定した。10月下旬に契約を結び、本庁舎の現在地建て替えに向けた基本設計に着手する。20年度に解体・建築工事を開始し、25年度の完成を目指す。佐藤総合計画が提案で試算した総事業費は約374億円(区の試算は約410億円)。
 新庁舎は西ゾーン(地下2階地上6階建て延べ3万1720平方メートル)と、東ゾーン(地下2階地上10階建て延べ3万2490平方メートル)の2棟で構成する計画。最優秀者決定を受け、保坂展人区長は記者会見で「区民との交流拠点として整備を進める」と話した。
 工期は3期に分ける。1期工事(20カ月)で既存の区民会館東側を解体し、東ゾーンの一部を建設。敷地北西側では西ゾーンにも着工する。2期工事(同)で既存の第1、3庁舎を解体するとともに、本庁舎機能の整備を終える。3期工事(19カ月)で分庁舎機能などを整備する。
 現庁舎の一部設計は建築家の前川國男が手掛けた。プロポでは、現庁舎が持つ空間特質を継承する提案が要求された。佐藤総合計画の提案について、区の審査委員会は「配置計画が合理的で将来の変化にも対応できる。区民ホールの保存などで現庁舎の特徴を生かしている」と評価した。
 基本設計の履行期間は19年3月29日まで。実施設計、工事監理業務も引き続き任せる方向だ。
 プロポの次点者は梓設計・坂茂建築設計JVだった。このほか▽kwhgアーキテクツ・安井建築設計事務所JV▽久米設計▽環境デザイン研究所・綜企画設計・佐藤尚巳建築研究所・構想建築設計研究所JV▽アール・アイ・エー・隈研吾建築都市設計事務所JV-の4者が参加した。

(日刊建設工業新聞様より引用)