東京・中野区/新庁舎整備/日本設計の提案内容公表

 東京・中野区は「中野区新庁舎整備基本設計等業務」の契約締結候補者に選定した日本設計の企画提案書を公表した。新庁舎の規模は地下2階地上11階建て延べ4万2460平方メートル。免震構造を採用。19年3月までに基本設計を取りまとめる。提案書によると、21年4月の着工、23年8月の完成を想定している。
 計画地は現庁舎(中野4の8の1)の北西側に位置する区有地(中野4の11、敷地面積8570平方メートル)。既存の中野体育館を解体した跡地に移転・新築する。
 提案書では、地下2階に駐車場、地下1階に保健所を設ける。地上1~4階は総合窓口などの「コミュニティゾーン」となる。5階には都の第三建設事務所を配置。6~9階に執務室などの「オフィスゾーン」を設置する。10、11階には区議会機能を入れる。
 新庁舎の地上1階は、敷地内に設ける「集いの広場」と吹き抜けを通じてつなぐ。庁舎内の待合スペースと、外の広場をつなげることで回遊性を高め、区の拠点としてにぎわいをもたす。
 新庁舎の構造は地下SRC造(梁S造)、地上S造(柱CFT造)。地下の支持地盤を直接支持する「柱頭免震構造」を採用することで、建設コストが基礎免震構造の4分の3で済む。
 外装には格子状のパネルシステム「トレリス」を採用する。日射を抑え通風を確保する「膜パネル」、景観に配慮した「緑化パネル」、自然発電用の「太陽光発電パネル」の3種類のパネルを、周辺環境に合わせた最適な方角に設置することで、環境面に配慮し、建築物の剛性も高める。
 区と日本設計は今後、今月下旬をめどに契約を結ぶ。区は実施設計と施工は一括発注する予定で、19年度中にも発注先を決める。新庁舎整備のCM(コンストラクション・マネジメント)業務は明豊ファシリティワークスが担当している。

(日刊建設工業新聞様より引用)