東京・墨田区/東武スカイツリー駅付近連立化事業/17年度に工事着手へ

 東京・墨田区は、区が施行する東武伊勢崎線とうきょうスカイツリー駅付近の連続立体交差化計画で、都から事業認可を取得した上で17年度に関連工事を始める。現在、東武鉄道に委託して詳細設計に取り組んでおり、併せて工事の進め方や工区の分け方なども検討中。事業認可後、同社と工事発注に向けた協定を締結する。23年度の事業完了を目指す。
 連立化計画の対象区間は、とうきょうスカイツリー駅から曳舟駅の手前までの延長約0・9キロ(押上2丁目~向島1丁目)。線路を高架化することで、両駅間に1カ所ある「開かずの踏切」を除却し、交通渋滞を緩和するほか、線路で分断されていた南北地域の回遊性の向上を図る。とうきょうスカイツリー駅のホームは東側に約150メートル移設する。同計画は昨年3月に都市計画決定された。
 区がこのほど公表した17年度予算案には、鉄道の詳細設計や周辺の交通量調査など連立化関連費用として6億2164万円を計上した。詳細設計は16~18年度の3カ年の計画で東武鉄道に委託しており、その後の工事発注は同社を通じて事業認可後に行われる。工事着手に当たって高架橋の建設用地などを新たに取得する必要が無いため、発注され次第すぐに本格的な工事が始まる見通しだ。
 一方、区はとうきょうスカイツリー駅周辺の街づくりも推進する。鉄道立体化の効果を駅周辺に波及させるため、商業・業務・文化・住宅などの複合開発の誘致に取り組んでいる。
 17年度は、駅北側エリアを対象に地元住民による勉強会などを開き、街づくりの検討を進める。開発誘導に当たっての地域ルールを定めていくという。エリア内では、災害に強い市街地形成に向け、にぎわいの軸にも位置付ける主要生活道路の整備も計画。道路設計や関係者協議に取り組み、同年度中の都市計画決定を目指す。

(日刊建設工業新聞様より引用)