東京・杉並区/阿佐ケ谷駅北東地区の公共・公益施設再整備方針/病院や学校連鎖型改築

 東京・杉並区は、JR阿佐ケ谷駅の北東地区で病院や学校など周辺に点在する公共・公益施設を段階的に移転・改築する連鎖型の再整備事業に乗りだす。地区内にある河北総合病院を運営する河北医療財団など関係地権者と事業実施に向けた協定を締結し、区側が再整備する施設群の基本構想を17年度中に固める。同病院の移転跡地に杉並第一小学校の新校舎を整備する計画。学校跡地では民間事業者の協力も見据えて新たなにぎわいの拠点となる施設整備を検討する。
 阿佐ケ谷駅北東地区では河北総合病院(阿佐谷北1の7の3)が隣接する「通称・けやき屋敷」(阿佐谷北1の6の5)の敷地に同病院を移転改築する方向で関係者らが事業化を進めている。新病院の延べ床面積は約3万平方メートルを想定。25年度の開業を予定している。
 区がまとめた整備方針によると、これまで現在地での建て替えを検討していた杉並第一小(阿佐谷北1の5の27)の新校舎を、病院の移転後の跡地に整備する計画に変更。新校舎(5階建て延べ約7700平方メートルを想定)の開校予定時期が28年度になることから、18年度からの3カ年で既存校舎の長寿命化改修を行う。
 同地区の東側に位置するけやき公園では既存のプール施設を解体・撤去した後、区民センター(阿佐谷南1の47の17)と児童館(阿佐谷北1の6の14)の機能が入る複合施設を建設する。立体都市公園制度を活用し、施設の屋上に公園を整備する。開設時期は22年4月を見込む。
 杉並第一小の移転後の跡地活用では、区と関係地権者との共同事業で32年度までに複合ビル(地下1階地上13階建て延べ約2万7000平方メートル規模、区の所有面積約8100平方メートル)をを建設し、産業商工会館(阿佐谷南3の2の19)の機能を入れることを想定している。
 土地区画整理事業などにより、地区内の道路など基盤も再整備する。区が主体的に行う施設整備の事業期間は15年、事業費は92・5億~97・5億円を見込んでいる。

(日刊建設工業新聞様より引用)