東京都・小池百合子知事が所信表明/築地再開発、10月に検討会議始動へ

 東京都議会の17年第3回定例会が20日開会し、小池百合子知事が所信表明を行った。築地中央卸売市場(中央区)が豊洲新市場(江東区)へ移転した後の跡地開発について「築地再開発検討会議での議論を来月開始する。民間の力を最大限活用しつつ、今後5年以内での早い時期に着工できるよう努める」との方針を表明した。
 市場移転の見通しについては「(豊洲市場の)追加対策工事の完了後、専門家会議で有効性を確認し、農林水産相に認可申請する。移転のステップを着実に踏んでいく」と説明した。
 街づくりでは2020年東京五輪と五輪後を見据え、「都市の成熟を示すレガシー(遺産)を残す」と強調。道路の無電柱化、首都高速道路(日本橋周辺)の地中化といった「インフラの見えない化」に加え、「震災時の燃え広がりゼロ」「緑の総量を減らさない」などを目標にした街づくりを加速させる考えを示した。
 二酸化炭素(CO2)を排出しない都市の実現も目指し、「電気自動車や燃料電池自動車などの普及を進める」と述べた。成長戦略の中核に位置付けている金融活性化のため、国家戦略特区の規制緩和(税負担軽減など)でフィンテック(金融とテクノロジー)産業の育成に取り組む方針も打ち出した。

(日刊建設工業新聞様より引用)