東洋建設/クレーンカメラ映像検知システム開発/作業員の接近検知し警告

 東洋建設は13日、クレーンによるつり荷作業の安全性を高めるシステムを開発したと発表した。クレーンのブーム先端に設置するカメラの映像から画像認識技術で作業員を検出。つり荷付近に作業員が近づくと警告灯が点灯し、接近を知らせる。操縦者がつり下ろし場所を目視できない防波堤工事をはじめ、海上・陸上の土木現場に導入していく。
 「クレーンカメラ映像検知システム」は、作業員のヘルメットの色を登録しておき、設定したエリア内に侵入したことを検知すると、操縦席のモニターに赤色の枠が表示される。警告灯が点灯して操縦者に作業員の接近を伝える。
 作業員を同時に複数人検出・追尾可能で、カメラの設置位置や向き、焦点距離が変更されても作業員を検出できる。固定した画像を認識する技術はこれまでもあったが、動いている画像から対象を認識できる技術は新しく、特許を申請中という。
 クレーン作業は操縦者が合図者の指示に従い、つり上げ・つり下ろしなどの操作を行う。作業場所によっては、操縦者がつり下ろし場所を直接確認できない場合がある。クレーンカメラで直接見えない範囲を補うが、つり荷上部からの映像のため、対象が認識しづらい。操縦者はつり荷や据え付け場所に意識が集中し、人の認識が遅れる恐れもある。

(日刊建設工業新聞様より引用)