栃木県鹿沼市/新庁舎基本設計/最優秀に佐藤総合計画

 栃木県鹿沼市は、新庁舎の基本設計の委託先を決める公募型プロポーザルで、最優秀者に佐藤総合計画を選定した。木造議会棟をシンボリックに配置する提案内容。市民にとって使いやすいL字型の庁舎配置や、市民サービスと事務効率向上を両立させる執務スペース空間などを高く評価した。2月初旬にも契約を結ぶ予定だ。
 プロポーザルでは6者が1次審査を通過していた。次点は安井建築設計事務所だった。新庁舎の計画地は現庁舎がある今宮町1688の1。
 プロポーザルで佐藤総合計画は、6階建ての行政棟と、木造2階建ての議会棟を整備し、現新館は改修して交流棟として活用することを提案した。行政棟の最上階は、切り妻屋根部分の設備階で、実質的には5階建てとすることで、周辺への圧迫感を軽減する。
 全体の規模は延べ約1万1000平方メートルを想定。オフィスレイアウトを検証した結果、募集要項で示されていた規模よりも延べ約1000平方メートル分を削減しており、コスト軽減を図っている。
 現新館は将来の修繕維持費を考慮して、スケルトン状態から耐震改修工事を行い、会議室や市民協働スペースとして活用する案を提示。全体の景観も整えるとした。
 基本設計の履行期間は9月30日まで。業務委託料の上限は6000万円(税込み)。実施設計は随意契約で委託する方針で、履行期間は12カ月を想定している。
 設計完了後のスケジュールは固まっていないが、同社の提案では工期を30カ月と想定。総事業費は58・5億円(同)、本体工事費を49・7億円(同)と試算している。

(日刊建設工業新聞様より引用)