横浜市/ジャケット式桟橋の据え付け開始/新港ふ頭9号岸壁耐震改修(中区)で

 横浜市は10日、新港ふ頭9号岸壁(中区新港2の14の3)の公有水面で、ジャケット式桟橋の設置工事を開始した。据え付けは10、11、17、18日の4日間で完了する予定。15年12月から始まった9号岸壁耐震強化改修工事の一環。ジャケット式桟橋の設置は横浜市では初となる。施工は東洋建設・りんかい日産建設JVが担当している。9号岸壁の改修工事は19年3月の完了を予定している。
 ジャケット式桟橋は鋼管で組み立てた立体トラス構造の桟橋で、海底地盤面に固定した杭と溶接などで一体化する。耐震性が高く、大水深・軟弱地盤に有利とされている。今回は完成している9号バースの陸部(延長167・5メートル)に接続する形で総延長172・5メートル、幅20メートルのジャケット式桟橋を整備。これにより新港9号客船バースは総延長340メートル、水深9・5メートルの耐震強化岸壁となり、11万トン級の客船が接岸できるようになる。陸部は鋼管矢板式桟橋で耐震改修する。
 桟橋は津市の工場でJFEエンジニアリングが製作し、新港ふ頭まで海上輸送した。大型の起重機船でつり上げ、海底に打設した鋼管杭(先行杭)に据え付ける。11日には2基目の桟橋の据え付けを行った=写真。大きさは長さ44メートル×幅20メートル×高さ5・95メートル、重さ279トン。4本の先行杭の直径は1400ミリ。ジャケット側の杭は直径1600ミリ。オペレーターは起重機を慎重に操作し、279トンのジャケットを据え付けた。
 設置は1日1基の予定で、17、18日の据え付け作業は新港ふ頭に近い臨港パークやカップヌードルミュージアム(中区新港2の3の4)からも見学できる。

(日刊建設工業新聞様より引用)