清水建設、三谷産業/データセンター温度環境制御のクラウドサービス開始

 清水建設と空調サービス事業を展開する三谷産業(金沢市、三谷忠照社長)は、人工知能(AI)を活用しデータセンターにあるサーバー室の温度環境を制御するクラウドサービスを開始する。サービスにより、最大で25%程度の省エネルギー効果が期待されるという。
 「SMTクラウド」は、データセンターの建設を数多く手掛けている清水建設と、データセンターの空調サービス事業で実績がある三谷産業のノウハウを活用して展開する。
 サーバー室に設置するIoT(モノのインターネット)センサーなどで温度環境データを収集し、インターネットを介してクラウドで稼働するAIがデータを蓄積・学習。空調機器の運転状況とサーバー室の温度分布との関係をモデル化し、必要最小限のエネルギーで最適な温度環境を実現する制御情報を空調機器に送信する。初期費用を除くクラウド利用料は100ラック規模で年間120万円程度を見込む。
 両社はサービス開始に伴い、サーバー室の省エネを図るコンサルティング業務も開始する。SMTクラウドの基盤を活用して既存サーバー室の空調性能を評価し、空調方式の変更やクラウド制御などの省エネ提案を行う。サービスの基本となる空調機器の性能分析は100ラック規模で80万円程度。提案費用が別途かかる。コンサルティング業務は20年度末までに50件程度の実施を計画している。
 18年度は三谷産業の本社がある北陸地方を中心に営業展開し、19年度からの全国展開を目指す。

(日刊建設工業新聞様より引用)