瀬戸酒造店(神奈川県開成町)/オリコンサル傘下で醸造再開/新醸造所が蔵開き

 オリエンタルコンサルタンツの子会社で慶応元(1865)年創業の酒蔵「瀬戸酒造店」(神奈川県開成町、森隆信代表取締役)は4日、新たな醸造所の完成と醸造再開を記念し蔵開きを行った。浅羽義里神奈川県副知事や府川裕一開成町長、野崎秀則オリエンタルコンサルタンツ社長をはじめ、神奈川県酒造組合や神奈川県内の蔵元らが集まり、新醸造所での酒造り再開を祝った。
 瀬戸酒造店は杜氏(とうじ)をはじめとする蔵人を集めることが難しくなり、1980年に自家醸造を断念していた。オリエンタルコンサルタンツが地域活性化事業として昨年4月に同酒造店を完全子会社化。醸造所(木造軸組み2階建て延べ500平方メートル)と井戸を整備し、自家醸造を再開した。6月には伝統の酒「酒田錦」、多様な楽しみ方ができる酒「セトイチ」、あじさいの花酵母を使った地域の酒「あしがり郷」の3種類を販売する予定。
 蔵開きであいさつした野崎社長は「瀬戸酒造店は今後、開成町北部地域の美しい自然や豊かな資源を生かし、伝統の技と柔軟な発想で日本酒の可能性を開き、飲んでいただいた皆さまを幸せにする酒蔵を目指す」と述べた。
 オリエンタルコンサルタンツは、指定管理者として運営する開成町内の「あしがり郷・瀬戸屋敷」で東京農業大と連携して発酵食品を開発中。瀬戸酒造店とあしがり郷瀬戸屋敷を拠点に、地域の飲食店や住民と協働し、地域ブランドとなる新たな食品をつくり、開成町の地域活性化を図る。

(日刊建設工業新聞様より引用)