熊本県人吉市/新庁舎建設/延べ8882平米、17年度末に実施設計完了

 熊本県人吉市は、新庁舎=完成予想=の建設基本設計概要を公表した。建物規模はRC造5階建て延べ8882平方メートル。基礎免震構造を採用するなど防災・災害対策拠点としての安全性と機能を確保し、人吉城や城下町を感じる要素を取り入れた外壁面の検討や地元産木材を使用したルーバーの設置などにより歴史と文化、親しみを感じられるデザインとする。設計担当は山下設計・本田建築設計事務所・月足建築事務所JV。
 新庁舎は本庁舎の老朽化や耐震性能不足、熊本地震による被災などに伴い計画。建設地は西間下町永溝7の1ほか。既存建物の第1別館や総合福祉センターとの連携を考慮した往来がしやすい配置計画とし、新庁舎の北側と南側には共有利用スペース「市民ひろば」を設ける。
 1階に窓口部門、2階に建設部門や経済部門などの執務室を配置。3階は市長室を中心とした諸室や総務部門の執務室を設け、防災安全課を庁議室に隣接配置し災害時には庁議室を災害対策本部として一体的な対応ができるようにする。4階には議会関係の諸室を集約する。ICT(情報通信技術)を活用し市政や市民活動に関する情報発信を行うスペースも整備する。
 本年度末に実施設計を完了し18年度の着工、20年9月ごろの完成、21年4月の供用を目指す。概算事業費は約55億円でこのうち本体工事費は約45億円を見込む。

(日刊建設工業新聞様より引用)