熊谷組ら研究会/『建築の音環境入門』100号記念号発行/実務者向け設計法紹介

 熊谷組を幹事会社とする床衝撃音研究会(会長・山下恭弘信州大名誉教授)は、08年11月から毎月発行している音関係の技術解説書「シリーズ建築の音環境入門」の100号記念号となる第98・99・100号合併号を発行した。読者から要望の多かった「実務者のための建築音響設計法」を掲載。設計や施工に携わる技術者がどのような音環境対策を取ればよいかを分かりやすく解説している。
 記念号は、第1章「建築音響の基礎」、第2章「室内静謐(ひつ)性能・空気音遮断性能」、第3章「床衝撃音遮断性能」、第4章「実務的な建築音響設計法」の4章構成。これまで発行した中から重要なエッセンスを抽出すると同時に、最新情報を盛り込んだ。
 通常の3倍の36ページ建て。1750部を用意しており、デベロッパーや設計事務所、建設会社などに配布し、設計や施工時のツールとして役立ててもらう。
 同会は、06年2月に「インピーダンス法による床衝撃音レベル予測計算法の解説」(12年10月改訂)、07年7月に「集合住宅の音環境-乾式二重床のQ&A-」(13年2月改訂)を発行。その後、読者から「建築の音環境を分かりやすく理解できる小冊子を発刊してほしい」との要望を受け、「シリーズ建築の音環境入門」の発行をスタートさせた。
 編集委員会の幹事長を務める大脇雅直熊谷組技術研究所常勤顧問は、100号の発行を今月迎え、「今後は『集合住宅の音環境-乾式二重床のQ&A-』の再改訂などに取り組みたい」と話している。
 研究会は熊谷組のほか、泰成電機工業(長野県駒ケ根市、清水雅弘社長)、フジモリ産業(東京都品川区、藤森行彦代表取締役会長兼社長)、野原産業(東京都新宿区、野原数生社長)、万協(東京都品川区、清水雅弘社長)、音研(東京都文京区、石川義治代表取締役)で構成している。

(日刊建設工業新聞様より引用)