盛岡市/バスセンター跡地にPPPで複合ビル整備/7月にも導入可能性調査委託

 盛岡市は、昨秋に営業を終えた市中心部の「盛岡バスセンター」を解体した跡地を官民連携手法(PPP)で再整備するため、7月中にも公民連携導入可能性調査を委託する方針だ。同種業務の実績を持つ大手コンサルへの発注を軸に検討している。市と岩手県北バスやJRバス東北などの民間バス会社が共同で、跡地にバス発着や待合機能、商業施設などが入る複合ビルを整備する計画。市は本年度にPPPの採否や事業手順などを決め、18年度に事業主体となる企業を選定する。19年度に施設の設計を委託し、施設概要を固める。
 計画対象地は中ノ橋通1の9の22。敷地の広さは3000平方メートル程度。
 市が跡地に整備を検討している複合ビルは、バスターミナル機能を核とし、周辺地域のにぎわい創出に寄与するようなテナントを誘致する。低層階に市内の路線バスや高速バスの発着所を設け、建物上部に商業施設などを誘致する。
 事業には、市内の路線バスを運営する県北バスや岩手県交通のほか、昨年9月までバスセンターに高速バスを乗り入れていたJRバス東北や宮城交通、東日本急行らが参入する可能性があるという。
 市は来年度に事業者を選定。官民で連携して施設整備とバス事業を展開する。市は事業者に対し、SPC(特別目的会社)を設立するよう求めることも検討している。
 盛岡バスセンターは1960年に造られたL字形、3階建ての建物で、2~3階の一部には店舗が入居していた。施設の老朽化、狭あい化が著しいため、市は利用者の安全を確保する観点から、施設を解体することにした。運営主体だった盛岡バスセンターが施設の解体・敷地造成を行い、跡地を市に売却した。
 市は本年度の当初予算案に委託費として520万円を計上した。

(日刊建設工業新聞様より引用)