神戸市/三宮地区(中央区)再整備行動計画公表/20年度に新バスターミナル着工

 神戸市は1日、市の玄関口である三宮地区(中央区)の再整備アクションプランを公表した。スケジュール感やスピード感を持って再整備を推進するとともに、市民に都心の動きを目に見える形で示そうと今後5年程度の事業計画をまとめた。19年度までに南海トラフ地震に備えた津波対策を終え、20年度には東遊園地のリノベーション事業が完成。中・長距離バスの乗降場を集約する新バスターミナルは20年度に現地着手し、段階的に整備する予定だ。
 市では、都心を大胆に活性化しようと、新神戸から三宮、元町を経て、ハーバーランドに至るエリアを対象に未来の姿「将来ビジョン」を策定。三宮駅を中心におおむね半径500メートルの範囲を対象に三宮周辺地区の「再整備基本構想」もまとめている。
 将来イメージとして、デザインの視点で神戸らしい景観を感じながら街を楽しみ、公園や広場を生かして市民が交流するにぎわいの場を創出。快適に移動できる交通システムの構築に取り組むほか、企業・大学の知的交流拠点の整備などに取り組む。
 今後5年程度の短期的事業では、16年度にメリケンパークの再整備が完成、18年度までに半地下広場「三宮プラッツ」をリニューアルする。19年度には津波の浸水深を30センチ未満に抑えるための防潮堤の補強を終える予定だ。20年度には芝生化などに取り組んでいる東遊園地のリノベーションが完成するほか、歩道を大幅に拡幅する葺合南54号線の整備が完了する。知的交流拠点は21年度の運用開始を目指す。
 新バスターミナルは、三宮駅周辺に分散している中・長距離バスの乗降場を集約し、ミント神戸のバスターミナルと一体的に運用しようと、雲井通5、6丁目エリアで整備を計画。現在は地元調整のほか、建物に導入する用途や機能、事業スキームの検討、バス事業者と協議を進めており、20年度の現地着手を予定。区域が広いため、数ブロックに分けて段階的に整備する予定だ。
 具体的なスケジュールは未定だが、老朽化が進んでいる市役所本庁舎2号館と3号館はあり方を検討しているほか、三宮駅北側でフラワーロードと山手幹線が交差する加納町3丁目交差点の立体交差化も検討している。新神戸駅と北野地区をつなぐ歩行者動線も計画している。

(日刊建設工業新聞様より引用)