竹中土木、コマツ/MC技術をブレーカー掘削に適用/作業時間13%短縮

 竹中土木は、ブレーカー掘削へのマシンコントロール(MC)技術の適用に向け、コマツと共同で現場試験を行った。従来のMCバックホウでは難しかったブレーカー掘削時の位置情報取得に対応。アタッチメントの交換と作業モードの切り替えによって、MCによるバケット掘削とブレーカー掘削が1台のバックホウでできるようになった。山梨県内で施工した道路工事の切り土作業に適用し、平均約13%の作業時間短縮効果を確認した。
 MCバックホウは、GNSS(全球測位衛星システム)で取得した位置情報などを基に車体を制御するが、従来はバケット掘削時の細かい揺れや傾きに自己位置を追従するように設定されており、ブレーカー掘削時の大きく激しい揺れには対応していなかった。今回の試験では、ブレーカー掘削時の揺れに対し、計算値が追従するように補正を変更して適用した。
 現場試験では、同じ面積で同等の岩質の掘削に対し、「MCなしの芯入りポイント形状のロッド」「MCありの芯入りポイント形状のロッド」「MCありのフラット形状のロッド」の3種類で施工時間と仕上がり状況を比較。掘削面の仕上がりは、MCありの場合の方が良好で、施工時間はMCなしが27分だったのに対し、MCあり芯入りポイントが22分、フラットが25分といずれの場合も施工時間の短縮が確認された。
 近く東北地方のダム現場の工事用道路新設工事に適用して施工精度の向上と多様な岩質への汎用性を検証し、本格展開につなげる方針だ。

(日刊建設工業新聞様より引用)