竹中工務店/EVからの電力供給で日立製作所と協業契約/EMSノウハウなど提供

 竹中工務店は、日立製作所が海外展開を検討している電気自動車(EV)から建物などへの電力供給システム「V2X」の構築で、独自開発したエネルギーマネジメントシステム(EMS)のノウハウなどを提供する。23日に両社が協業契約を結んだ。
 竹中工務店の「I・SEM」は、EVや蓄電池などさまざまな電源を統合し建物に電力供給するための管理システム。建物負荷の予測から最適な熱源や空調機器などの運転を計画し、計画通りの電力需要の達成を図る。
 協業の具体的な内容は、竹中工務店がI・SEMの機能のうち「太陽光発電と蓄電池を組み合わせて複数台のEVの充放電を最適制御するシステム」について、システム構築や運用ノウハウを日立製作所に提供する。EVの世界的な普及やV2Xシステムの拡大などを背景に、竹中工務店が持つI・SEMの技術と、日立製作所が検討する海外でのV2Xシステム展開のニーズがマッチし、協業契約に至った。
 竹中工務店は14年度からV2Xの取り組みを進めており、15年度にはEVや太陽光発電、ガス発電を統合管理するシステムを東京都江東区で構築。18年からは構築したシステムに水素の製造、貯蔵、利用のシステムを含めた実証を行っている。

(日刊建設工業新聞様より引用)