西松建設/インフラの変状を簡易計測/傾斜監視クラウドシステム提供開始

 西松建設は、山の斜面や柱状構造物などの変状が手軽に確認できる傾斜監視クラウドシステム「OKIPPA(オキッパ)」=写真=を5月に発売する。挙動を計測したい箇所に小型のセンサーボックスを設置するだけで、計測データが無線でサーバーに転送される。パソコンなどで斜面の変状などが確認でき、災害対応の合理化を実現する。
 オキッパは、省電力LPWA(広域無線通信ネットワーク)とIoT(モノのインターネット)技術を活用し、10センチ四方の小型計測ボックスを置くだけでインフラの変状が検出できる。計測したデータは無線通信でクラウドサーバーに送られ、パソコンやスマートフォンなどで確認できる。対象物の計測データが設定値を超えると、メールなどで警告する。
 既存の傾斜監視技術は設備機器や通信費などに800万円程度の費用がかかる。オキッパはボックス本体が19万8000円、クラウド利用料は1カ月当たり2000円(税別)と安価。斜面や擁壁、護岸、柱状の構造物など多様な構造物に使える。
 無線通信規格はLPWAのうち「sigfox(シグフォックス)」を採用。装置の重さは約300グラムと軽く、リチウムイオン電池で約2年間の稼働が可能という。

(日刊建設工業新聞様より引用)