西松建設/産廃処理管理を完全電子化/排出経路での導入率、運用ベースで100%達成

 西松建設は、産業廃棄物の処理過程の管理を電子化して効率化する電子マニフェストの導入を推進し、稼働中の全現場で実際に使用している排出経路での導入率が25日時点で100%に達したと発表した。今後も収集運搬業者や処分業者への働き掛けを続け、導入率100%の継続を目指す。
 電子マニフェストは、産廃の適正処理を推進するのが目的。産廃の排出業者が、排出から処分までの処理過程を管理するためのマニフェストを電子化し、排出業者と収集運搬業者、処分業者の3者が情報処理センターを介したネットワーク(JWNET)でやり取りする仕組み。紙のマニフェストで必要な運搬や中間処分、最終処分などの節目ごとの証明作業が不要になり、事務作業を軽減できる。
 同社が導入したシステムでは、同社とJWNETとの間にASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)を介在させ、排出する廃棄物の情報を携帯電話で入力。現場担当者がその内容を承認すると、リアルタイムにマニフェストが登録される。
 電子マニフェストの導入には、排出業者と収集運搬業者、処分業者の3者すべてがJWNETに加入する必要があり、現場ごとに契約する運搬・処分業者が異なるため、導入率を上げることが難しかった。
 同社は、13年度から各支店で導入目標を設定するなど導入を本格化。14年度には電子マニフェストと社内の産廃管理を連動させて管理情報の集計作業を効率化したのに加え、各事業所を通じて、運搬、処分業者にもJWNETへの加入を働き掛けてきた。
 その結果、運搬、処分業者と契約している経路に対する導入率が14年度に90・9%、15年度に94・0%、16年度には99・7%に到達。契約経路には緊急時の予備経路など実際には使用しない経路も含まれているため、実運用ベースでは25日時点で100%になった。

(日刊建設工業新聞様より引用)