西松建設/耐荷重性高いLSG壁工法を開発/中間梁なしで最大7・7メートル実現

 西松建設は26日、建築用鋼製下地材メーカーの八潮建材工業(東京都墨田区、吉川昇社長)と共同で、大型軽量鉄骨下地間仕切り壁(LSG壁)を構築する「マッシブウォール工法」を開発したと発表した。新たに考案した高耐荷重の下地材、マッシブスタッドを使用することで、中間梁なしで最大7・7メートルの軽量鉄骨下地間仕切り壁を構築できる。大型物流施設をターゲットに積極的に採用する。
 物流施設など階高が高い建築物では7メートルほどの高さの間仕切り壁が必要なる。加えて倉庫業法では軸組みや外壁などは「1平方メートル当たり2500ニュートン(N)以上の荷重に耐えられる強度」が求められる。
 LSG壁に用いられている一般的なJIS規格品は、適用高さが5メートルまでと規定されている。このため、物流施設などで5メートルを超えるLSG壁を構築する場合は、中間梁を設ける必要があり、設計や施工に手間がかかっていた。
 マッシブスタッドは、各スタッドの四隅に折り返しを設けることで、従来製品と同じ100ミリ×45ミリの外形で断面性能を約1・6倍に向上させた。このため、最大7・7メートルまで中間梁なしで倉庫業法の規定に対応するLSG壁を構築できる。板厚は従来とほぼ同じ0・9ミリに抑えられているため、ワンタッチビス留めが可能と施工性も高く、中間梁が不要な分、従来と変わらないコストで、工期を短縮できる。
 今後、西松建設は大型物流倉庫を中心に積極的に採用する方針で、6月に自社で施工する大型物流倉庫に初適用。8月にも2例目の適用を予定している。八潮建材工業は外販もしていく考えだ。

(日刊建設工業新聞様より引用)