西松建設/CO2排出削減へ「見える化」システム構築/各現場の排出量集計・表示

 西松建設が、環境経営の一環として進めている二酸化炭素(CO2)排出削減の取り組みを加速させている。各現場のCO2排出量を集計し、全社的な排出量を「見える化」するシステム「目で見る環境データ」を構築し、7月に本格運用を開始。職員一人一人の環境意識の高揚を図っている。
 同社は昨年3月、環境省が先進的な環境対策に取り組んでいる企業を認定するエコ・ファースト企業に認定されている。認定企業が環境保全に関する取り組みを約束するエコ・ファーストの約束では、施工時のCO2排出量削減目標として「2020年にCO2排出原単位を1990年度比50%削減」することを掲げており、同システムはこの目標達成に向けて構築した。
 システム構築に当たっては、各現場のエネルギー使用状況を集計する「西松建設ECO FIELD」の運用を4月に開始。これらのデータからCO2排出量を割り出し、図表で見える化する「目で見る環境データ」を7月に構築。全社での総量をはじめ、支社、支店、現場ごとに、工種別・使用エネルギー別のCO2排出状況を社内のどこからでも確認できるようにした。11月からは産業廃棄物の管理システム「WIZDOM」とも連動させ、運搬時の軽油使用も含めたCO2発生量もデータに反映させている。
 本年度は全国で稼働している現場の3割をモデル現場として運用している。今後は入力方法を簡素化しながら対象現場を増やし、20年度に施工高1億円当たりのCO2排出量を16・6トン(16年度実績は24・2トン)に減らす目標の達成を目指す。

(日刊建設工業新聞様より引用)