足立敏之参院議員/現場で頑張る公務員へ光を/人事院関連質疑で持論

 現場で頑張る公務員にもっと光を-。自民党の足立敏之参院議員が10日、国会同意人事に関する議員運営委員会の参考人質疑で、人事院総裁候補者(再任)の一宮なほみ氏に対する質問に立った。長く建設省、国土交通省の土木技術者として従事した立場から足立氏は、目立たない現場で活躍する職員を人事院が把握し処遇することが、若い優秀な人材を確保する上でも必要だと訴えた。
 足立氏は質問で、「水害や大規模な地震などが起きると、被害状況の把握、崩れた土砂の除去、アクセス道路の確保、壊れた堤防の修復などに一生懸命取り組む国交省職員がいる」と強調。ただ、こうした公務員の奮闘ぶりが報道されることは少なく、「知っている人は少ない」と指摘した。
 そうした中、公務に対する信頼を高めることに寄与した職員やグループを対象にした人事院総裁賞がここ数年、国交省の中国地方整備局(15年、広島豪雨災害対応)、関東地方整備局(14年、伊豆大島の豪雨災害対応)、東北地方整備局(12年、東日本大震災対応)、四国地方整備局(09年、瀬戸内海の浮遊ごみや油の回収)に贈られている。足立氏はこの点を取り上げ、「目の届かない現場に光を当てていただいたことを評価している。今後も頑張っている人たちが報われるようにしてもらいたい」と求めた。
 加えて、14年8月に発生した広島土砂災害で、危険な渓流で活動した緊急災害対策派遣隊(テックフォース)に適用された災害対応手当について、「今後も(必要に応じて)適用してほしい」と要望した。
 足立氏の訴えに一宮氏は、「東日本大震災の際は東北に勤務しており、実際に被害にも遭った。当時、現場を回り、つぶさに被害状況を見た」とし、他の災害でも関心を持って現地の状況や職員の奮闘ぶりの把握に努めていると答弁した。

(日刊建設工業新聞様より引用)