道府県のダム再生加速/北海道・群馬・長野が計画策定着手/国の専用支援メニュー活用

 道府県がストックの大半を管理しているダムの再生事業が加速する。国土交通省が18年度予算で創設した社会資本整備総合交付金の専用支援メニュー「ダム再生計画策定事業」を活用し、北海道と群馬、長野の両県が再生計画策定に着手する。北海道は佐幌ダム(新得町)の1カ所を対象に計画を作り、19年度からの新規事業化を目指す。
 群馬県はダム再生計画の対象に▽霧積ダム(安中市)▽坂本ダム(同)▽道平川ダム(下仁田町)▽塩沢ダム(神流町)-の4カ所を盛り込む。長野県の対象は▽裾花ダム(長野市)▽奥裾花ダム(同)-の2カ所。計画策定期間は群馬県が未定なものの、長野県は今後2年程度かけて行う予定だ。
 ダム再生はインフラストックを有効活用する方策の一つ。運転を止めずに治水機能を高める比較的簡易な改良を行ったり、天候の変化に柔軟に対応して貯水容量を調節したりする。代表的な改良手法には堤体のかさ上げと放流設備の増強がある。北海道は佐幌ダムの洪水調節機能を増強する取り組みを検討する。
 国交省によると、同省所管の既設ダムは全国に計556カ所ある。うち99カ所を同省が管理。23カ所は水資源機構、434カ所を道府県が管理している。

(日刊建設工業新聞様より引用)