関東整備局ら検討協議会/外環道・東名以南区間延伸/概略ルートなど検討成果報告

 国土交通省関東地方整備局は、東京外かく環状道路(外環道)の東名高速以南区間(東名高速~湾岸道路間)に関する現段階の検討成果をまとめた。多摩川の北側を湾岸道路側へ向かうパターンや、川崎縦貫道路(I期区間)方面につなげていくパターンなどを念頭に調査を実施。制約条件や周辺への影響、事業性などを考慮しつつ、引き続き検討を進めるとしている。
 同局と東京都、川崎市で構成する「東京外かく環状道路(東名高速~湾岸道路間)計画検討協議会」の第2回会合が26日に開かれ、16年度の検討概要が報告された。
 同局は、同区間の整備効果について、都心部の渋滞緩和や物流効率化、生活環境の改善などが見込まれると説明した。計画検討上の制約条件(コントロールポイント)として、想定されるルート上に文化財指定史跡や学校、災害拠点病院などが点在していることを指摘。東京都世田谷区と大田区で23カ所、川崎市で10カ所をその代表的施設として例示した。概略構造については、周辺道路の構造を参考に検討するとしており、地下方式と高架式、掘割式を例として示した。
 会合では、周辺自治体の意向を確認するためのヒアリングの実施が提案されたほか、スピード感を持って検討を進めるべきだとの意見が出された。「羽田空港に向かって計画化し、早期に全体像を示すことが重要」「川崎縦貫道路の計画との一本化を図りつつ検討を進めるべき」「特に渋滞の激しい東名~第3京浜間を優先するなど段階的な整備も含めて検討を進めるべき」といった意見も出された。
 首都圏3環状道路が概成しつつある中で、外環道の東名高速以南区間はまだ具体化に至っておらず、「残された最後の区間」(泊宏関東整備局長)となっている。

(日刊建設工業新聞様より引用)