関東整備局検討委/羽田空港地盤改良で修補改良工法案了承/16年度内に工法正式決定

 関東地方整備局は17日、横浜市中区の港湾空港部で第3回羽田空港における地盤改良に関する修補検討委員会(会長・善功企九州大大学院工学研究院特認教授)を開き、修補改良工法としてC滑走路にはCPG工法(静的圧入締め固め工法)、H誘導路とE誘導路には高圧噴射攪拌(かくはん)工法と浸透固化処理工法を採用する案を報告し、了承された。年度内をめどに工法を正式決定。17年度に修補計画と設計、現地試験施工などを行い、早ければ同年度中の本施工着手を目指す。
 委員会ではこれまで実施した実験フィールドでの予備実験や現地地盤調査などの結果を報告。予備実験後の地耐力や各地点の地盤のばらつき状況などを踏まえ、C滑走路はC115、C117、C118の3ブロックともCPG工法、H誘導路・E誘導路はCY-ABとCY-Zブロックが高圧噴射攪拌工法、HY-LとHY-Aブロックが浸透固化処理工法か高圧噴射攪拌工法、HY-Bが浸透固化処理工法、HY-Cブロックは高圧噴射攪拌工法による改良を提案した。HY-LとHY-Aブロックについては、より慎重に透水性などの調査結果を踏まえて決定するとしている。
 工法決定後、次回委員会を本施工着手前に開催する予定だが、修補計画・設計期間でも必要に応じて開催する。今後のスケジュールについて関東整備局は「安全・安心の確保が最重要であり、いつまでにという期限などは設定しない」と説明している。修補工事の施工者も未定としている。
 委員会の冒頭、善委員長は「前例のない難しい事案。地盤の複雑さや頻発する地震などもあるが、早急な工法の選定が必要」と指摘。関東整備局の高田昌行副局長は「羽田空港は利用者の多い重要な施設。一日も早く本施工に着手したい」と強調した。

(日刊建設工業新聞様より引用)