関西各地で大雨被害/兵庫県猪名川町で浸水/地元建設会社が対応

 5日からの大雨で関西各地でも被害が発生した。兵庫県猪名川町の柏梨田(かしうだ)地区と原地区では猪名川が氾濫し農地が浸水。大阪府でも10棟を超える住宅が浸水した。土砂崩れや崩土も各地で発生。地元建設会社や消防団が崩土の除去などを行った。6日には鉄道各社は運行を取りやめたり、間引いて運行したりした。多くの高速道路も通行止めになった。近畿地方整備局では5日午後11時から非常体制を敷き、降雨の状況を見守っている。
 兵庫県が6日午前9時30分に公表した被害状況によると、県内の死者は1人、2人が重傷を負った。猪名川町で発生した浸水被害の詳細は分かっていない。神戸市では16カ所で土砂崩れが発生。5日には神戸大学(神戸市灘区六甲台町)の情報基盤センター分館の裏山が崩れた。被害が拡大する危険性があるため分館を臨時閉館した。
 大阪府では1人の重傷者が出た。府が発表した被害状況によると、6日正午現在で私有地斜面崩壊が1カ所(茨木市)、崖崩れが23カ所(能勢町など)、道路陥没など7件(能勢町)、道路冠水35件(能勢町など)、河川いっ水9件(能勢町など)発生した。箕面市では出水による道路施設などの損傷が生じたため、自衛隊が同市に向け出発、現地を偵察する。住宅の被害は床上浸水が4棟(能勢町)、床下浸水は13棟(堺市、高槻市、能勢町)、一部破損は5棟(大阪市、吹田市、阪南市)。
 京都府では6日午前1時9分、桂川久我橋付近(京都市伏見区)で越水の恐れがあったため、市の要請を受け陸上自衛隊に災害派遣要請を行った。同日午前7時5分には桂川の水位が低下したため撤収した。府内では崩土などにより多くの道路が通行止めになった。

(日刊建設工業新聞様より引用)