関電工/前橋市にバイオマス発電所完成/群馬県内の未利用間伐材など利用

 関電工が前橋市に建設していた「前橋バイオマス発電所」が完成し、運転を開始した。同社がEPC(設計・調達・施工)で整備した初のバイオマス発電所で、建設費は約40億円。同社とトーセン(栃木県矢板市、東泉清寿社長)が出資し設立した特定目的会社・前橋バイオマス発電が運営する。群馬県内の木材を100%使用して発電し東京電力に売電する。
 同発電所は燃焼効率の高いボイラーで木材チップを燃焼し、その熱を利用して蒸気を発生させタービン発電機を回して発電する。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を活用。群馬県の森林組合などを通じて調達した未利用間伐材などを燃料にする。一般家庭約8700世帯分の年間消費量に相当する4300万キロワットの発電が可能だ。
 営業運転開始に伴い、24日に完成披露式典を開いた。関電工の後藤清会長や森戸義美社長をはじめ、須藤雅紀群馬県環境森林部長、山本龍前橋市長らが出席した。
 式典で森戸社長は「当社初となるバイオマス発電所の建設を無事、無事故・無災害で完成できたのも皆さまのおかげだ」と関係者に感謝を述べた。その上で「発電所を通じて、林業をはじめとする産業育成、雇用創出、環境保全など、地域が抱えるさまざまな課題に貢献していきたい」と述べた。
 同社は今後も太陽光や風力、小水力、バイオマスなど地域資源循環型の再生可能エネルギー事業に取り組み、二酸化炭素の排出削減などに貢献する考えだ。

(日刊建設工業新聞様より引用)