駅徒歩14分でも駅前賃料で成約

天井高と中庭、DIY可能がポイント


建築設計を行うスピーク(東京都渋谷区)はハウスメイトパートナーズ(東京都豊島区)と共に企画した賃貸住宅『SORAMICHI(ソラミチ)』をさいたま市内に竣工した。

最寄り駅のJR「さいたま新都心」駅から徒歩14分の立地だが、駅前物件の賃料で募集したところ、2月4日から入居開始で全8戸中5戸の契約が決まっている。

同賃貸住宅は、コンセプトを「大きな空とヒューマンスケールな中庭を楽しむ集合住宅」とした長屋と共同住宅で構成される木造建物だ。
低層の建物が多いエリアの「空」に着目。
中庭と1.5層分天井高のある吹き抜けの高窓で、抜けるような空を切り取った住空間を作り出した。

駅から離れ一般的に入居者獲得が厳しい立地については、駅前の大規模な商業地、周辺の大通りとは異なる、植栽にこだわった路地状の中庭からのアプローチで差別化を図った。
さらに、各住戸にはネジの効くベニヤを仕込んだ壁を設け、入居者がDIYをできるようにした。

「駅前のワンルームや供給数が多い周辺エリア物件との競合を考慮し、さまざまなプランを空室リスク、賃料総額、工事コスト比較した結果、ワンルーム4戸、メゾネット1LDK4戸の組み合わせを最適な住戸構成として提案しました」(スピーク宮部浩幸取締役)。

その他、今回は敷地内含めて、禁煙の賃貸住宅とした点、バルコニーを排して居住スペースを確保した点など賃貸住宅としては珍しい試みも行ったが、募集でマイナスにはならなかった。
なお、賃料は6万4000~10万円(共益費別)。

(全国賃貸住宅新聞様より引用)