鹿児島県南さつま市/本庁舎耐震化/補強か建替、16年内に決定

 鹿児島県南さつま市は、本庁舎(加世田川畑)の耐震化対策について年内に方向性を決める意向だ。今月中に庁内検討委員会としての検討結果をまとめ市長に報告する予定で、これを踏まえ年内をめどに市長が最終判断する。建て替えの場合は17年度当初予算に関連事業費を計上し、具体的な検討に着手する見込みだ。
 市では4月に発生した熊本地震で被災し機能を果たせなくなった自治体庁舎があったことを受け、5月に庁内関係各課の職員で本庁舎耐震対策検討委員会と委員会の下部組織の作業部会を設置。耐震化の方法や本庁舎の機能、財源などについて検討を重ねてきた。
 10日に作業部会が委員会に対して検討結果を提出する予定でこれを受け委員会としての結論をまとめ、市長に報告する。17年度当初予算に関連事業費を計上することも視野に、年内をめどに市長が耐震補強または建て替えのいずれの方法を採用するかを判断する見通し。
 建て替えの場合は財源として想定される合併特例債の活用期限が20年度となっているため、17年度当初予算に関連事業費を計上し、外部委員を含めた新たな検討委員会を立ち上げ基本計画の策定に着手する。
 市の庁舎は本庁舎と4支所、2出張所で構成。このうち本庁舎(RC造4階建て延べ5486平方メートル)は80年に完成し、耐震基準を満たしていない。耐震補強は執務スペースが手狭になるのが課題で、本庁舎に隣接して災害時の災害対策本部の機能を有した防災センターを建設中だが規模が小さい。

(日刊建設工業新聞様より引用)