鹿島/建機の自動化施工システムを初使用/小石原川ダムで18年秋から本格稼働

 鹿島は、小石原川ダム建設事業(福岡県朝倉市)に建設機械の自動化施工システム「クワッドアクセル」を本格導入する。発注者の水資源機構が12日に開いた定礎式で、全自動制御の建機で堤体建設地に礎石を埋める作業を行った。クワッドアクセルを定礎式で使用するのは初めて。鹿島・竹中土木・三井住友建設JVが担当する同ダム本体工事で今秋から本格導入する。=11面に関連記事
 クワッドアクセルは建設業界の担い手不足や作業時の安全性向上などの課題を解決するため、同社とコマツが共同開発した次世代の建設生産システム。建機の自動化や制御プログラム、計測・認識技術を組み合わせ、1人のオペレーターが複数の無人建機をタブレット端末で同時にコントロールし、自動で作業を行う。
 定礎式では、定礎行事の最後に行う埋納の儀でオペレーターから指示を受けた自動のダンプトラックが、礎石を埋める盛り立て材を搬入。ダンプトラックの退出信号を受信したブルドーザーが礎石に盛り立て材をかぶせて整地し、続いて振動ローラーが転圧を行った。参列者らは無人で稼働する建機を興味深げに見守り、正確な作業に感心していた。
 クワッドアクセルは五ケ山ダム(福岡県珂川町)や大分川ダム(大分市)の建設現場で段階的に試験施工を実施している。ダンプトラック、ブルドーザー、振動ローラーをセットで本格稼働させるのは小石原川ダムが初となる。同ダム本体工事ではダンプトラック3台、プルドーザー2台、振動ローラー4台を今秋から本格稼働させ、19年7月ごろまで堤体の盛り立てを行う。
 鹿島の三浦悟機械部自動化施工推進室長は「自動でやれることを増やすために性能を上げていきたい」、大内斉小石原川ダム本体建設工事事務所長は「人と(自動化の)機械の作業が混在する点を注意して施工に当たりたい」と語った。今後、成瀬ダム(秋田県東成瀬村)の本体工事などでも使用する考えを明らかにした。
 水資源機構朝倉総合事業所の染谷健司所長は「高齢化の時代で人が少なくなる。(自動化の技術に)大変期待している。JVと一緒に技術を開発していければ」と話した。

(日刊建設工業新聞様より引用)

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