鹿島/着用型のコンクリ締固用バイブレーター開発/補助員不要、1人で作業可能に

 鹿島は6日、現場打ちコンクリートの締め固め作業に使う着用式バイブレーターを開発したと発表した。リュックサックのように背負って使用できる。装置は9・6キロと軽量で、バッテリーで約70分間の連続使用が可能。電源装置などとの接続コードがなくなり、コードを取り回す補助作業員が要らない。従来は2人で行っていた締め固め作業が1人でできるようになる。
 開発した「ウエアラブルバイブレータ」は、大容量バッテリー、電源回路(インバーター)、振動体、フレキシブルホースを一体化した。本体は幅335ミリ、奥行き125ミリ、高さ335ミリのサイズ。バッテリーに高性能リチウムイオン電池を採用し、装置の軽量化を図った。
 重いバッテリー部分を本体上部に配置するなど、長時間使用しても疲れにくい設計が特徴。予備のバッテリーと急速充電器を併用すれば、使用時間に制限なく作業できる。
 従来は、補助作業員が行っていた電源の切り替えを操作者自身ができるため、丁寧で機動的な締め固め作業を実現し、コンクリートの品質向上につながる。今後、工事への実適用を通じ、バッテリー性能の向上やさらなる軽量化などの改良を進める。
 コンクリートの締め固め作業は振動体、インバーター、電源装置がコードで接続されたバイブレーターが使われ、操作者と補助作業員が二人一組で作業する。海外では、小型エンジンを動力源とした背負い式のバイブレーターが使われている。重量がかさむ上に排気や騒音、安全性が課題とされ国内での使用には不向き。日本人の体格にあった軽量型の装置が求められていた。

(日刊建設工業新聞様より引用)