17年度のアス合材製造数量、1・2%増/3年ぶり4000万トン台回復/日合協

 日本アスファルト合材協会(日合協)がまとめた会員企業の17年度アスファルト合材製造数量(速報値)は、前年度比1・2%増の4003万トンとなった。前年度が少なかった反動で増加したり、規格の高い道路向けの出荷が多かったりした地区があり、3年ぶりに4000万トン台に回復した。工場稼働率の全国平均は38・4%(前年度36・6%)に上昇した。
 製造数量の内訳は、規格の高い道路向けの新規材が5・5%増の966万トン、再生材が0・2%減の3036万トン。製造数量に占める再生材の割合(再生合材製造率)は75・9%だった。製造数量は、7月と10月、18年1~3月を除いて前年同月の水準を上回った。前年度の補正予算の執行に伴い4~6月は製造が好調で、5月の増加率は14・8%となっていた。一方、18年1月からは減少率が毎月3%を超え、年度ベースでは微増にとどまった。
 全国10地区のうち、前年度を下回ったのは関東、北陸、中国、四国。北陸、中国、四国の減少は4年連続。関東は2年ぶりの減少で、1・1%減の1160万トンだった。
 都道府県別は、高速道路向けの新規材の製造が多かった山形、前年度に製造の少なかった長野は、増加率が20%を超えた。和歌山、宮城、徳島、滋賀、奈良の5県は減少率が2桁に達した。
 製造数量は8000万トンに達した1992年度の半数となった。需要が減っている中、施工時期を平準化する発注機関の取り組みがあり、「3月に出荷や工事が集中するイメージが薄れてきている」という。非会員の工場や、大型現場の移動式プラントの製造を含めた確定値は、8月ころにまとめる。17年度は移動式プラントを設置するような大型舗装工事が複数あり、確定値は速報値以上の増加率となる可能性がある。
 工場稼働率が全国平均を上回ったのは東北(稼働率41・5%)、関東(48・5%)、中部(40・8%)。関東は製造数量が減少した中で稼働率が4・3ポイント上昇し、1日当たりの生産量を落としている工場が多いことがうかがえる。中国、沖縄は20%台に低迷していた。

(日刊建設工業新聞様より引用)