ESR/千葉県市川市に大型物流施設、9月の本体着工めざす/投資額800億円

 ESR(旧レッドウッド・グループ・ジャパン)は、千葉県市川市に延べ床面積23万平方メートルの大型マルチテナント型物流施設「ESR市川ディストリビューションセンター」=完成イメージ=を開発する。完成すれば東京湾岸地域で最大規模の物流施設となる。設計、施工者は非公表。2月に敷地内の既存建物の解体に着手し、9月の本体着工、18年12月の竣工を目指す。投資額は800億円で、物流施設単体の開発費として国内最大規模の投資となる。
 計画地は国の官舎跡地(二俣678、10・3ヘクタール)で、38棟の集合住宅が残されている。東京都心部から20キロ圏内で、17年度には周辺で東京外かく環状道路(外環道)の高谷JCT(ジャンクション)の開通も予定されており、首都圏全域への広域配送に適している。JR京葉線二俣新町駅から徒歩5分、JR総武線と京成電鉄の西船橋駅からも徒歩圏内で労働者の確保にも有利に働く。
 建物はSRC造(耐震構造)4階建て延べ22万9000平方メートルの規模。上りと下りの専用ランプウエーを備え、4階まで40フィートコンテナトレーラーが直接乗り入れられる仕様とする。賃貸面積は各階5万平方メートルを確保する。
 設計では、ESRが提唱する「HUMAN CENTRIC」(人に優しい設計)を基本コンセプトに掲げ、庫内労働者が働きやすい環境づくりの一環として託児所やラウンジなどを設ける。環境負荷低減を目指し、国内最大級の太陽光発電システムのほか、さまざまな省エネルギー設備を導入する方針だ。
 同社のスチュアート・ギブソンCEO(最高経営責任者)は、今回の開発について「東京都心にも千葉市にも20キロという好立地を取得できたことは大変光栄。1施設に対し800億円という投資額も日本の物流業界では最大規模だ。クライアントを第一に考え、最新のサービスとアメニティーを完備した物流施設を創出する」とコメントした。

(日刊建設工業新聞様より引用)