JR東日本/中央快速線グリーン車導入へ駅・車両基地工事着手/総事業費900億円

 JR東日本は3日、中央快速線へのグリーン車サービスの導入に向け、駅舎や車両基地など関連施設の改良工事に着手すると発表した。当初計画では20年度のサービス開始を目指していたが、バリアフリーなど他施策との工程調整や関係先との協議などで事業スケジュールを延期していた。グリーン車の導入時期は23年度末。総事業費は約900億円(うち地上設備約650億円、車両約250億円)を見込む。
 計画では従来の10両編成の列車に、2階建てグリーン車を2両増結して12両に再編成するため、グリーン車運行区間の全44駅と車両基地で12両化に伴う拡張工事を実施。線路・信号改良工事なども進める。
 グリーン車を新規導入する区間は中央快速線の東京~大月駅間(E223系通勤電車による全運行列車)、青梅線の立川~青梅駅間(中央快速線と直通運転を行う全列車)。首都圏の主要5方面(東海道、中央、東北、常磐、総武線方面)すべてにグリーン車が導入されることになる。
 計画では中央快速線を運行する列車58編成すべてに2両ずつグリーン車を増結するため、新たに2階建てグリーン車116両を製作する。各駅で乗降の円滑化、東京駅での短時間の折り返しに向け、グリーン車の乗降ドアを片引きから両引きに変更し、出入り口幅を810ミリから1300ミリに広げる。
 サービス向上の一環で、中央快速線と同線への直通運転を行う青梅線の全列車の普通車にトイレを設ける。車両改造工事を18~23年度に順次実施する。

(日刊建設工業新聞様より引用)