JR東日本/飯田橋駅改良本体工(東京都千代田区)/鉄建JVに、20年完成めざす

 JR東日本は、総武線飯田橋駅(東京都千代田区)で進めているホームなどの駅改良事業の本体工事の施工者を鉄建・前田建設JVに決めた。同事業では駅のホームを現在の急曲線区間から移設してほぼ直線化することで、旅客の安全性の向上を図る。20年ごろの完成を予定。既存駅舎などの解体工事は前田建設・鉄建JVが今夏から進めている。
 二つの旧駅を統合して1928年に開業した飯田橋駅は、旧駅から中間の急曲線部に位置する。ホームと車両との隙間が一部大きく開いており、注意喚起の回点灯や転落検知マットなどの安全対策を行ってきた。
 今回の改良事業では駅のホームを現在の急曲線区間から新宿方面に約200メートル移設することで、ほぼ直線にする計画。ホーム移設に合わせて西口駅舎を建て替え、小規模店舗やバリアフリー設備を導入するほか、千代田区と連携して駅前広場(約1000平方メートル)も設ける。
 東口駅舎はそのまま残し、ホーム移設後は旧ホームを東口への連絡通路として改築し、東口の階段やエスカレーター・エレベーターといった昇降設備も再整備する。
 新設するホームは急勾配の箇所に移設するため、線路縦断勾配を改良して新設ホームの勾配が緩やかになるようにする。軌道を最大約510ミリ低下させるため、上下線合わせて約50回に分けて段階的に作業を実施。勾配の変更に合わせて現在のホームを8段階に分けて下げる。
 鉄建JVとの本体工事契約は22日付で締結。今後は旧西口駅舎の人工地盤の撤去や現ホームを仮ホームにする作業、駅前広場整備に向けた支障物の撤去などを進める。

(日刊建設工業新聞様より引用)