JR東海/リニア新幹線・東百合丘非常口新設(川崎市麻生区)/大林組JVに

 JR東海は、リニア中央新幹線の建設プロジェクトで、「中央新幹線東百合丘非常口新設」の施工者を大林組・フジタ・大本組JVに決めた。公募競争見積もり方式で選定手続きを進め、7日に契約を締結した。契約金額は非公表。大深度地下区間の本線トンネルを構築するシールドマシンの発進立坑の建設工事で、神奈川県内では最初の本格的な土木工事の契約案件となる。
 東百合丘非常口の施工場所は川崎市麻生区東百合丘3の5。南側を幹線道路(尻手黒川線)に面し、周囲には市の王禅寺余熱利用市民施設や田園調布学園大学などが立ち並ぶ。
 都市部トンネルの発進立坑となる非常口(直径約36メートル、深さ約100メートル)の設計と施工を一括で行う。工期は8日~20年9月15日の約4年。
 リニア新幹線の営業開始後は換気や非常口として活用する計画で、地上部にエレベーターや階段、換気口などの工作物を設置する工事は別途発注する。
 リニア新幹線の本線部分については、川崎市内の全区間が大深度地下トンネルとなる。同市内には非常口5カ所と保守用車留置施設を整備する計画。事業説明会資料によると、非常口は地質状況や深度に応じてRC地中連続壁またはケーソン工法を選定した上で施工する。
 JR東海の柘植康英社長は9日の記者会見で、年内にもリニア新幹線のターミナル駅の一つとなる名古屋駅(名古屋市中村区)、岐阜県内で本格的な土木工事の初弾となる日吉トンネル(南垣外工区)の建設工事に着手したいとの意向を示した。

(日刊建設工業新聞様より引用)